台風15号その後

千葉県東部南部の地域は相変わらず停電で大変である。
徐々に解消しているとはいえ、建物の被害もあるようで
大変は当分続くのではないか。
いくつか問題点や解決策を考察してみた。
1.どこで過ごすか
電気も水道もない自宅にいる理由は何か。
停電であえいでいる世帯は40万と言われている。
千葉県西部は市川、浦安、船橋、松戸、流山、柏、鎌ヶ谷など
30万40万人都市がある。
こちらは特に停電などの被害はないので、千葉市より西側北側に
避難すればいいではないか。
当然のことだが、これらの自治体は受け入れ体制を作るべき。
事情があって動けない人は仕方がないが
特にお仕事も用事もないのにあえてとどまっている人が多い気がする。
2.ガソリンが足りない
何か災害があるとガソリンスタンドに列ができるというのがお約束になった。
クルマのエアコンで猛暑をしのぐというのは理解できるが
どうせならクルマを動かして電気や風呂のあるところに移動すればいい。
千葉市船橋市成田市から30キロとか50キロの範囲である。
ちょっと移動すれば電気もガソリンもある。
わざわざ不便なところで行列をつくる必要はないのではないか。
3.情報が足りない
電気がなければテレビは見られない。
さらに停電で非常電源だった基地局の電源もダウンしたそうだ。
防災無線もダウンしている中、水などの配給の情報は得られない。
まさか、この程度の小型の台風でここまでインフラがダウンするとは。
ライフラインと情報まで遮断されたら、上にも書いたように
そこに住むにはきつい状況である。
行政がちゃんと税金を使って、バスをチャーターして被災者を
電気と水と情報のあるところに運んで数日過ごさせるべき。
避難勧告とかはあれだけ熱心なのに、被災者の避難については
随分いい加減なんだなあ。

自然と人間と台風

学生に自然科学の講義をしている。
最近のお題は食物連鎖
私達人間はいつの頃からか食物連鎖、生態系から外れてしまった。
200年前までは気候に変動によって死者もでたが、近代になると
他国との貿易で食糧難になることはほとんどない。
暑かろうが寒かろうがどうってことないのである。
人間はあたかも食物連鎖の頂点のような錯覚をしている。
たまに台風や地震などの自然の猛威に触れると、ちょっと違うと思う程度。
実験、裸の人間をサメのいる海に落としてみる。
すると数分で食われる。サメよりは食物連鎖は下である。
アフリカのサファリに落としてみる。
ライオンなどにすぐに食われる。
ワニやカバにも襲われる。
肉食生物の中では最低の食物連鎖である。
私達の骨格、特に歯を見ると肉食よりは草食動物に近い。
生態系ではカエルに近い位置である。
裸の人間は蛇にも食われるわけで、カエルというのはいい線だ。
豚より下である。
映画ハンニバルでは人が豚に食われるシーンがある。
そんな弱っちい人間がこれでもかと自然を破壊しては住宅地や工場を作る。
おかげであぶれたクマやイノシシを害獣だと殺している。
温帯の森だけでなく熱帯雨林もぶっ壊しているわけで温暖化は進む。
台風程度の神の怒りぐらいは素直に受け入れるべきだろう。
もう一つ
去年の大阪、今週の東京と強力な台風が直撃したわけだが
様々な障害はあったものの、命に関わるほどの事案はほとんどない。
なんだかんだ大都市は災害に強いことを証明した形になった。
せいぜい、トタンの屋根が飛んだの倒木が引っかかったの電線が切れた、
程度の被害だけではないか。
よくよく考えればすごいことなのである。
食物連鎖では底辺の人間が、神の怒りの災害をこれだけかわすことができる。
この叡智を集めれば、いずれ温暖化問題もある程度解決できるかもしれない。
私の生きているうちは無理だとは思うが。

台風による交通障害

帰宅してテレビを見ると、今朝から昼過ぎにかけての
鉄道の不通による長蛇の列のネタ。
昨日の明るいうちから、昨夜から今朝にかけては運転見合わせとなっていた。
さらに今朝のあの暴風雨である。
何も障害がないとして、8時過ぎに運転開始となってはいたが
実際は倒木など障害多発である。
止まっているというのに、駅に向かうというところで自己責任である。
実際、駅員に食って掛かっている人は皆無だった。
駅に行ってみたら長蛇の列、実際電車は動いていない、
でも並ぶ、というところに多くの勤め人の悲惨があるなあ。
私だったら、電車が動いていないというだけで駅にはいかないなあ。
私は今朝はギリギリまで家で待機。
最後にザーッと降ったのが8時過ぎ。
決められた勤務開始時間より10分ぐらい遅れて職場に到着した。
だいぶ時間が経ってから、スマホを見るとちょうど運転している時間帯に上司から電話が入っていた。
すぐに職場に到着したから何も言われなかったが。
働き方改革と言われて久しいが、今日のように大荒れの朝でも
時間通り出勤していないことをチェック、電話をするということ。
信用信頼されていないのが、私ら下級サラリーマンの辛いところだ。

台風の中


いやはや大変な事になった。
まるで災害想定のような台風がやってきた。
東京湾のど真ん中に目がある。
我が家も暴風雨にさらされていて生きた心地がしない。
畳んでおいた日よけのシートが風に舞っていたので屋上に上がって処理をした。
濡れた体で階段を降りるとき濡れた足が滑ってコケた。
数カ所、思い切りぶつけてしまって痛いのである。

香港問題

私は香港市民の歴史や実情や感情がよくわかっていない。
香港で度々起きる大規模デモのエネルギー源がわからない。
ブルース・リーの映画で度々取り上げられる英国の支配、
支配階級の英国人の言うことは絶対だった。
それがいよいよ香港返還、これでよくなると思っていたら
中国の支配も気に入らないということなのか。
民主的な考えがこれまでの歴史で培われた。
と、考えたいところなんだけど。
お約束で、一部が暴徒化して破壊行為、暴力行為。
さらに、道路の占拠ぐらいはデモとして許されるにしても
空港などの国際的な交通の遮断までしたところで、これも暴徒化。
そして、最終的に当初の目的だった法案撤回が宣言されても
怒りは収まらないという。
つまりデモのエネルギー源は、彼らを駆り立てているものは怒りでしかない。
私が生まれる前、もしくは子供の頃に日本でも似たようなことが。
若者たちは駆り立てられるようにデモに参加して怒りをぶつけていた。
もちろんあんな暴力行為で日本は何一つ変わらなかった。
それどころか、上げた拳を下げられない一部の若者は
過激派という暴力集団になり70年代に多くの悲惨な事件を起こすことになった。
イスラムでもイギリスでも似たようなことがある。
北などは国家自体がそういう感じだ。
怒りに任せた行動はいずれ破綻する。
香港の市民運動は国際的にも理解されなくなるだろう。

今日の月


こちらは昨日の月。
天文年鑑では月が木星の北2度とある。
目ではランデブーに見える。
望遠レンズでも画角に入ってきた。
そして今日。

月見をしていたら羽田ディパーチャーが月に向かってきた。
久々のど真ん中である。
シャッターを押しながら涙していた。

デアゴスの悪魔がまた囁く


ちょっと前から、F1カーコレクションというのがあって
マクラーレンを中心にフェラーリレッドブルなど
名車を数台コレクションしていた。
セナが好きだったからマクラーレンが多いわけだけど。
そんな私のためにマクラーレンのセナモデルのコレクションだって。
そりゃあ心が動くよね。
でもでも、デアゴスティーニさんありがとう。
私のために価格31000+税だそうだ。
絶対に買えるわけないよね。
いいのいいの、セナもF1も私達に夢を見させてくれる存在なのだから。
それにしても、初代ゴジラだのサンダーバードだのセナだの飛行機だの
この手の雑誌は私ら世代の心をわしづかみだよなあ。

拓郎かぐや姫つま恋


年に何回か70年代のフォークが聞きたくなる。
残念ながら私の年齢はフォーク世代ではない。
すでにビートルズカーペンターズに夢中になっていた。
ところが当時話題になったコンサート、
その音源をFMでオンエア、カセットテープに録音した。
そのテープを毎日のように擦り切れるまで聞いた記憶がある。
私にとっての拓郎かぐや姫の入門書だった。
擦り切れたテープは行方不明になり30年、無性に聞きたくなった。
アマゾンで調べるとなんとDVDで販売している。
思わず購入してしまった。
クレジットによると、フィルムコンサートとしてしばらく全国で上映されたそうだ。
そのフィルムがしばらく行方不明になっていたが見つかったそうだ。
別撮りのステレオ音源も見つかったそうでデジタルリマスターした上でDVDになったという。
拓郎かぐや姫の全盛期の映像は新鮮である。
ただしかぐや姫はすでに解散していたが、拓郎の誘いで一夜限りの再結成。
5万人を集めた野外コンサートは今の野外フェスの原型となっている。
中学生の時、擦り切れるほど聞いた曲目が今蘇っている。
若い奴らにはわかるまい。
私は神様の声を聞いているのである。

京急事故その2

前回の続きです。
その6 急制動
運転手の証言を聞かないとわからないが、
直線区間だったこともあり、大型トラックが見えたところで
最高速120キロ近くの速度から急制動をしていたはず。
ところがである。
急制動による乗客の怪我が最小限なのである。
怪我は急制動よりトラックと接触したときのショックか。
カマスコミは取り上げないが、鉄道の安全性の一つである。
ちなみに先日乗車した京急の運転手の減速はひどかった。
ガクガクして不快なことこの上なかった。
その7 耐火性
京急は地下鉄乗り入れが前提なので、耐火構造になっているはず。
それを裏付けたのがトラックの火災だった。
車両と密着したまま火災を起こしたが、車両は黒くなっただけ。
多分゜車内もすすが付いた程度ではないのか。
ここでも現代の鉄道の安全性が証明された形になった。
その8 高速運転
京急と相互乗り入れしている北総鉄道
例のスカイライナーが新幹線以外の最高速度なんだけど。
実は通勤用のアクセス特急の速度もかなり速い。
北総線内を120キロで駅通過する。
もともとが成田新幹線として計画されたもので、線形がいい。
新線のため踏切がないのも幸いだ。
ローカル私鉄なものでホームドアもなく迫力満点。
だが、事故も起きないし定時運行されている。
鎌ヶ谷から羽田空港まで1時間10分をきるものもある。
今後も各鉄道の高速化は急務である。

京浜急行

横浜で大きな鉄道事故があった。
ポイントを整理してみた。
その1 原因ははっきりしている
ニュースを見ていると京急の安全対策云々。
そもそもが勤務1年未満のおじいさん運転手の狂気がもたらした事故。
大型トラックを線路際の路地に入れて出られなくなったというのが原因。
その2 NHKの姑息な論調
京急といえば品川横浜間でJR(国鉄時代から)と競争していた経緯がある。
快特として120キロ運転もしている。
それが危ないという論調で放送していた。
むりやり地元の老人に「あぶない」と言わせていた。
高速運転が危ないというのなら、新幹線から高速道路まで全否定だな。
その3 客の死者ゼロ
大型トラックとぶつかって脱線したにも関わらず、死者ゼロ、重傷者もいない。
思うに京急のフォーマットがある。
標準軌で車体に対してゲージが広いのである。
カーブなどの安定感があるだけでなく外力に対しての車体の安定性もいいことが証明された。
テレビで専門家が言っていたが
京急は先頭車をモーター車としている。
そのほうがトラクションをかけやすく加速や制動の性能が上がる。
したがって、先頭車は脱線してあそこまで傾いているのに転覆しなかった。
JRの狭軌の先頭車両なら間違いなく脱線転覆だ。
乗客を守ったことになる。
その4 復旧まで
事故現場を中心に折り返しができるのは川崎と上大岡しかなかったということか。
ただしこの区間は先程書いたJRとの併走区間
利用者はなんとか振替で移動できたのではないか。
現場も明日の夕刻には復旧するとの予測。
鉄道は施設が単純にできているので路盤がなくならない限り復旧は早い。
その5 鉄道事故
鉄道事故は多くの死者を出す大事故になりやすい。
昭和にはこの近辺では東海道線鶴見事故が起きている。
今回は単独で多重事故にならなかったのが幸いだった。
関東の私鉄で事故による死者は中目黒事故が最後だったような気がする。
これからもわけのわからないトラックの妨害があっても
安全運行を続けて欲しい。