映画評 祈りの幕が下りる時、

原作を読んでいた。
東野圭吾お得意のシリーズものである。
ストーリーも役者も安定感があって、難癖つけることもなく
早送りすることもなく、最後までじっくり観ることができた。
いつものように、犯罪に至るまで幼少期からの回想シーンも緻密だし。
ネタバレしちゃうのであまり書けないのだけど
連続殺人事件だけど、最後に追い詰められて捕まる犯人は
実はそんなに悪人ではない。
そのへんが東野圭吾ならではなんだな。
さらに最新の日本映画だけあって画質も素晴らしい。
4Kとか8Kの技術が生かされているのではないだろうか。

貴ノ岩の引退

相撲界の…などと言うやつの話は聞かないほうがいい。
どうせわけも分からずに世論に迎合することしか言わない。
そもそも格闘技である。
普通に1場所15回の取り組みをすればあちこち擦りむいたり
突っ張り食らって鼻血が出たり。
力士の突っ張りをまともに食らったら鍛えている人だってダメージだ。
それを数回殴られただけで「暴力だ」と騒ぐ人の話は危ないのである。
それよりも問題なのが
テレビでも何度か言っていたことだが、暴力の連鎖。
やられていた人が次にはやってしまう。
強い理性がないと止められない。
強い理性は教育で培う。
学校での理不尽な習慣、慣例、行事。
遠回しではあるが理性を教育している。
ところが親子で「先生がおかしい」と言ってくるらしい。
理性が育たず、すぐに飽きる、すぐに切れる。
海外でも日本でもそんな人達はたくさんいる。
それでも日本人は少ない方なんだな。
だから渋谷でも災害地でも暴動や略奪は起きにくい。
ところが外国人は日本人ではない。
いろいろな外国人がいるわけだが、
暴力の観点から言えば日本人より…、と考えるのは極論だろうか。

渋谷ハロウィン騒乱捕まる

今年渋谷でのハロウィン騒乱で軽トラックをひっくり返した4人が逮捕された。
というニュース。
渋谷署では画像分析などのチームが犯人特定したとのこと。
あれだけテレビで映像を垂れ流していたのである。
今さら画像分析もへったくれもないだろう。
などと思ってしまう。
あおり運転でもあちこちから証拠の映像が公開、テレビでも流れている。
監視社会はいい気持ちはしないが、こうして悪いやつが捕まるというのは
悪い話でもない。
さらに
ハロウィンの経済効果がここ数年下がっているとのこと。
これもマスコミが面白がって渋谷の騒乱を垂れ流しているからだ。
世間では「ハロウィンイコールアホ」という図式が定着しつつある。
というのが経済効果下降の原因だとか。
渋谷の街の経済効果はどうかと思えば、お店は早めに店じまい。
4割から5割の経済損失だという。
その上、争乱の映像を見れば分かる通り、騒いでいる人間の大半は貧困なんだな。
貧困だから安く騒ぎたいのである。
仮装に凝っています、というのもせいぜい数万円。
大抵はドンキで数千円である。
あとはコンビニの食べ物と飲み物、それを散らかして帰っていく。
奴らに○○を売るな、というお達しまで。
経済効果など絵に描いた餅なのかもしれないね。
もう一つ
外国人労働者に関する立法。
経済にとっては労働者不足は深刻。
財界に対しては自民党はすぐに動く。
さて、外国人労働者が増えると本当に日本は良くなるのだろうか。
答えはNOだろうな。
一部の金持ちにとってはいい話なだけ。
日本に来ようとする外国人の質の問題。
そもそもが金持ちで生活に余裕がある外国人が日本へ出稼ぎに行きたいとは思わない。
9割以上は貧困なんだな。
当たり前だけど、大卒の真面目そうな日本人が働くようなところは人手は足りている。
ブラックな単純労働がターゲット。
かなりの数が挫折してブラックな仕事や犯罪に手を染めるだろう。
現在でもあの程度の外国人観光客のマナーの悪さにヒーヒー言っているのに
実際に仕事をさせておカネをあげるというのである。
いろいろな国で移民を食い止めろ、という運動が起きているように
目先の金持ちのための労働力よりも未来の社会環境を考えるべきだろう。
人口も減り労働人口も減っていくわけで、経済成長だけを追い求めても
社会全体でプラスにはならないのではないか。

季節外れの南風、夜のランチェン


エアバンドの続き。
アプローチ管制官が東京レーダー124.5にコンタクトを取れと言う。
カタール機が南風ルートの最後、後ろにいなくなった。
せっかくの747ジャンボが通過するようなのでカメラを持ち出して撮影。


やがて北風ルートになるのだが、外にいると強い南風。
北風ルートでいいのかなあ、と思っていたらまた飛行機が蛇行している。
再びランチェン南風ルートに。
さらに23時の縛りが。
陸地上空は深夜は6000フィート。館山で東京湾に出て
降下しながら北上して市原で左旋回、ランウェイ23に向かう。
風が強いし雲も出ている。
盛んにパイロットがウェザーを聞いている。

今日暖かい


今日は暖かかった。
昼過ぎにバイクで帰宅したがそれほど温かいと言うほどでもない。
午後に嫁さんのバイクの整備でバイク屋へ。ついでに郵便局や銀行へ。
昼過ぎからは明らかに暖かくなった。
ついでに南風も。
日没時には、夕焼けや青空もチラッと見えたが
レーダーを見ると雨雲が東京湾に。
羽田アプローチは南風から南風荒天ルートに。
エアバンドではLDAアプローチからILSアプローチとなる。
ちょうどラッシュ時と重なったからなのか
レーダーを見るとやたらに飛行機が多い。
特に西からのアプローチは通常伊豆大島を通るのだが
三宅島を通るルートと2列になっていた。
さらに整列させるために蛇行させられている機体も。
管制官も何度かしどろもどろ、パイロットから日本語でツッコまれることも。
ちなみに私の住んでいる地域は最高気温が22度だった。

ゲートウェイ

高輪ゲートウェイだそうである。
高輪、、でいいではないか。
なぜカタカナ英語が必要なのか。
まるで間抜けな役人の企画書みたいな感じだ。
間抜けな役人や議員はやたらカタカナ英語を使いたがる。
報道ではこの「ゲートウェイ」は投票では130位だった。
つまり誰かの鶴の一声で決まったという、わかりやすい構図だ。
ちょっと前に話題になったボクシング団体のような感じ。
さらにカタカナ英語が好きな人種だな。
山手線の駅名だからそれなりに歴史や知名度がある。
特に田町品川間は明治の頃からの古い路線。
それをゲートウェイというのはエキセントリックすぎではないのか。
いずれ、ネットなどで批判が高まり取り下げるのかな。
オリンピックのエンブレムのように。
こういうことは聞こえのいい先進性より、シンプルスタンダードな方がいい。
天王洲アイル駅も浸透しないよね。
埋立地の新しい土地だからまだ許せるが。

12月よりNHKなど4K放送始まる

12月のトピックと言えばもう一つ
4K8K放送が始まったとのこと。
ブラタモリをキャンセルしてまで特番であった。
私は以前に愛宕山NHKでその映像を見て感動したけど。
我が家のTVは4K対応だが4Kのソースがない。
BDレコーダーとテレビ本体にアップコンバート機能はあるが。
ところがである。
4K映像ではないにしても、新しく収録した映像は4Kで撮影されたものが増えてきた。
BS有料放送のライブが異常に高画質。
明らかに4Kカメラで撮影されたものだとわかる。
NHK地上波の情報番組でも4Kらしき。
オバハンアナウンサーの目の周りの細かいシワまでバッチリである。
ハイビジョンHD画質に慣れた目でSD画質を見ればすぐに分かる。
同じようにHD画質か4K画質かも4Kテレビならすぐわかる。
もちろん4Kで受信して再生するのが理想だが
ソースを高画質で収録したかどうかもわかるということだ。
来年夏には4Kチューナー内臓のBDレコーダーが各社出揃うだろう。
楽しみである。

新語流行語大賞、M1

12月である。師走である。
テレビでも31日の紅白とか笑ってはいけないに向けて特番である。
その先頭を切ってM1だった。
昼間から敗者ナントカで盛り上がっていた。
若手の芸人であるから声を張り上げての初々しい漫才を期待しているのかな。
審査員もそういうスタンスのようだった。
横澤彪の時代を知っている私には若手が声を張り上げるパターンが
良しとは思えないんだけどね。
大声はぼんちやB&B、のりおちゃんぐらいではないか。
ツービートや神竜のような才能を見出すべきだとも思うのだけどね。
特番では無いが師走の風物詩になった新語流行語大賞
何がノミネートされようが何が受賞しようが体制に影響ない。
そんなあやふやなイベントが師走ならではなんだろうね。
もう一つ
この1週間で自動車運転に関する事件や裁判が話題となった。
元アイドルのひき逃げや高速道路のあおり殺人事件など
老人の暴走と並んで自動車社会の闇が浮き彫りとなった。
これでますます若者の自動車離れが進むのではないかな。
都会に住む一部の人以外、地方に住む人には必要な交通手段なんだけど
なくてもいいや、という若者が増えているという。
交通事故や違反でさえ絶対に許さないという社会の風潮。
さらに自動車に関わる税金や出費など、便利の代償は大きいということだ。
昭和30年代のクルマは金持ちのもの、という感覚に戻りつつある。

3週連チャンの航空祭

私は平日に訓練を見物に行ったが
マニアの後輩くんは百里に連チャンの出動。
土曜日は事前公開、今日は航空祭という日程。
両日とも前日の深夜に前乗りという強行軍である。
さらにすごいのは、先週の浜松、先々週の岐阜へも出動している。
私も岐阜には行っているので、まあマニアの部類には入るだろうが。
毎週末、深夜にクルマを走らせての航空祭はすごいことだ。
さて、今年の百里は「平成最後の」という間抜けな前置詞でお茶を濁すのではない。
本当に最後のファントムなのである。
平成29年- 防衛省が302飛行隊を2018年度に三沢基地への移動と
F-35Aへの機種更新を予定していることを発表したのである。
つまりオジロワシのファントムは見納めなのだ。
というわけで、ブルーインパルスが来ない百里航空祭なんだけど
マニアが集結しているというわけだ。
私が行ったときは見られなかったスペシャルマーキングのファントムが飛んだそうで
写真を送ってきた。


さらに、先週の浜松のお土産まで頂いた。
この場で御礼を申し上げる。

シェイプ・オブ・ウォーター

公開からずいぶん経っての鑑賞である。
アカデミー作品、シェイプ・オブ・ウォーター
半魚人が出てくるSFである。
なんだけど、それをうまいことアレンジしていい感じにした。
驚くのが冒頭からの性描写である。
制作側の意図が読み取れない。
ディズニーでいうところの美女と野獣というスタンスだと思っていたが
見事に裏切られる。
子供は見なくていいそうなのだ。
さらに目を引くのが時代設定。
つい先日もおぎやはぎの番組で見た、キャデラックの黄金時代。
1950年代終わり、かなあ。
自動車にしても街の雰囲気にしても登場人物にしても
時代を忠実に、高画質で描いている。
本当にその時代に行ったような、撮影したような凝りようだ。
主人公は美女ではないし、それがセクシーシーン満載。
いろいろな意味で自称映画通みたいな人の常識をひっくり返したかったのか。
すでに半魚人がキュートだとか、半魚人との純愛だとかどうでも良くなっている。
化物が主題ではないという主張なんだろう。
さらに時代背景に合うような音楽の選択。
さらに音楽や効果音が素晴らしい音質と定位である。
感動的だとか涙が止まらないというコメントを多く見たが
この映画のすごいのは造り手の画面や音に対するこだわりではないのか。